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ベテラン社員が語る!あすはの会のリアル

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~入社歴7年から17年のベテラン職員が本音で語る職場環境と成長の軌跡~

今回は、社会福祉法人あすはの会で長年活躍されているベテラン職員3名に集まっていただき、職場のリアルな実態について本音で語っていただきました。
福祉業界への転職を検討されている方、新卒で福祉職を目指している方にとって、貴重な生の声をお届けします。

■参加者紹介

芦原さん(入社16年目)
現在:福生学園 課長

今泉さん(入社15年目)
現在:みしょう 所長兼会計責任者

武井さん(入社7年目)
現在:みしょう 課長(生活介護業務・相談支援を担当)

01自己紹介と現在の仕事

芦原: まずは自己紹介ですね。僕が一番古株で、入社歴としては16年目になります。現在福生学園の課長をやっています。仕事内容は利用者さんや職員の全体把握、設備の修繕関係、現場のフォロー、あと福生市とのやり取りや自立支援協議会への出席なども行っています。

今泉: 僕は2010年入社で15年目です。現在みしょうの所長兼会計責任者をやっています。福生第二学園→相談支援事業所→また福生第二学園→福生学園→みしょうと、4事業所を渡り歩いてきました。みしょうはいろんな事業があるので、その統括と4月から始めた予算管理をやっています。お金のことは難しいんですけどね(笑)。

芦原: 会計責任者、大変そうだね(笑)。

今泉: 本当に一番なりたくない役職です(笑)。武井さんはどうですか?

武井: 私は平成30年入社なので7年目です。昭島市障害者相談センター→福生児童発達支援センター→みしょうと異動してきました。今は生活介護業務や相談支援、事務関係で今泉さんの代理のようなこともやっています。

02福祉を選んだきっかけ

芦原: そういえば、みんなルーテル学院大学出身だよね。なんで福祉の道を選んだんだっけ?

今泉: 芦原さんから聞きたいな。

芦原: もう20年近く前の話だけど、祖父が認知症になって一緒に暮らしていた時があったんだ。高校生の時にデイサービスとかショートステイとか、高齢者福祉に触れる機会があって、「福祉っていうのもいいかな」と思ったのがきっかけ。自分の学力でも入れそうな大学がルーテルだった(笑)。

武井: なるほど。今泉さんは?

今泉: 実は最初は格闘家になりたかったんです。

芦原・武井: え!?(笑)

今泉: 一番強い格闘家になるつもりだったんだけど、高校3年生の時に先生から「それで駄目だったらどうするんだ」って言われて。当時今の奥さんと付き合っていて結婚したくて、「挫折したときに、何もなかったら結婚できない」って言われて焦ったんですよ(笑)。親に相談したら「社会福祉士を取っておけば食いっぱぐれしない」と言われて、高校3年生の夏に決めました。結果的に格闘技は挫折しました。

武井: 面白い理由ですね(笑)。私は年の離れた妹がいて、生まれた時からずっと世話をしていたんです。それで子どもと関わる仕事がしたいと思っていました。教育も考えたんですけど、学力的に…(笑)。保育もピアノができないし。児童養護施設の職員になるために、高校の先生から本気で福祉を学ぶなら「社事大かルーテル」と言われて、家から通いやすいルーテルにしました。

武井: 私が入った頃はもう今の規模に近かったですが、事業所が増えたことで選択肢が広がったのはすごく感じます。面接で相談支援をやりたいと話したら、入職時から相談支援に配属してもらえました。

今泉: 昔は補填的な移動が多かったけど、今は本人の志向を踏まえた選択的な移動になってきてるよね。僕も地域福祉をやりたいって言ったら通所部門に移してもらったし。

芦原: いろんな専門性を発揮できる環境になったし、法人としても知的障害だけじゃなくて、身体、児童、介護予防まで幅広くなったから、対人援助全般の専門性が必要になってきましたよね。

今泉: 研修も増えたもんね。本当にいろんなことができる法人になってきた。

03給料と労働環境の実態

武井: お二人に聞きたいんですけど、入職時って大変でした?「福祉は激務で安い」って言われるじゃないですか。

芦原: 福生学園は施設入所だから、正直大変だったよ。夜勤もあるし、行動障害のある利用者さんもいるから体力的にはきつかった。でも利用者さんの笑顔とか、ふとした時に「ありがとう」って言われる瞬間は本当にやりがいを感じたな。

今泉: 僕も第二学園の主任時代は激務だった。自分で勤務表作っていたけどかなりの連勤で、クラスターの時は30時間勤務とかだった(笑)。

芦原・武井: 伝説だね(笑)。

今泉: でも給与体系が変わったタイミングでモチベーション上がったな。主任になって残業代も出るようになって、「こんなもらえるの?」って思った。他の施設の同じクラスの人たち話してても「やっぱりもらってる」って感じだった。

芦原: 給料面で言うと、あすはの会は処遇改善もしっかりやってるし、極端に安くはないと思う。主任なら手当いくら、課長なら手当いくらって規定もオープンになってるから、頑張ればちゃんと上がるのが分かる。

武井: 私の場合、お二人の時代とは全然違うと思います。子どもがいるので基本定時で帰ってましたが、みんな「武井さん、時間大丈夫?」って気にかけてくれて。7年目で今の立場にいるのは、他だったらありえないと思います。

今泉: 確かに、僕と芦原さんが入った時と比べれば全然給料いいよね。一般職でも苦労しない感じになった。

芦原: それはいいことだと思う。15年前は「頑張れよ」「まだできるだろう」が主流だったけど、今はプライベートも大事にしてもらってるし、休憩も1時間しっかりとれています。すごく働きやすくなりました。

04職場の温かさと現場感

武井: 私最近、仕事で大きな責任を任されてプレッシャーを感じた時期があったんですが、その時期に皆さんにすごく助けてもらいましたね。今泉さんから理事長まで本当に守ってくれました。

芦原: それは大事だよね。職員を守ってくれる環境って。

今泉: 僕と芦原さんの時代があったから、みんな優しいんじゃない?「あんな思いはさせないぞ」って気持ちがあるような(笑)。

芦原: 反面教師だね(笑)。

今泉: 冗談じゃなくて、今の管理者たちって全員現場育ちなんだよ。自分はお金のことは分からないけど、支援や対人援助に関しては絶対的にプロだと思ってる。現場上がりだからこそ、職員の悩みが分かるし、話しやすい距離感がある。

芦原: そうだね。現場感を持った人たちが経営陣にいるから、働きやすい環境を作ろうという思いがありますよね。

 

05求職者へのメッセージ

武井: これから入ってくる人に伝えたいのは、本当に温かい法人だってことです。ミスがあってもしっかり面倒見てくれるし、職員を守ってくれる環境があります。

今泉: 土台を作ってきた経験があるからこそ、今から来る人にも働きやすい職場だと思ってもらえるように続けていきたいね。

芦原: 障害者福祉といっても、入所、通所、相談、就労など、ほぼすべての事業をやってるから、いろんな経験ができるのが魅力だと思う。法人内での異動もできるし、育休や介護休暇も整ってるから、ライフステージに合わせて働ける。女性職員も結婚・出産を経て復職してる人が何名もいるね。

今泉: やりたいことが結構叶う場所だと思う。研修も行きたいって言えば声をかけてもらえるし。

武井: 本当にみんな、あすはの会入った方がいいですよ(笑)。

芦原・今泉: それは言い過ぎ(笑)。

武井: でも本当に、正当な評価をしてもらえる職場だと思います。

06終わりに

入社歴7年から17年という異なるキャリアステージの3名が共通して語ったのは、組織の成長と共に働きやすさが向上し続けていること、そして何より「職員一人ひとりを大切にする」という組織風土でした。

福祉の仕事は確かに大変な面もあります。
しかし、芦原さんの「利用者さんの笑顔」、今泉さんの「激務だったけど財産になった」、武井さんの「守られている実感」という言葉からは、単なる労働以上の価値と充実感を得られる職場であることが伝わってきます。

特に印象的だったのは、現場経験を積んだ管理職が「あんな思いはさせない」という気持ちで職場環境を改善し続けていることです。
これこそが、組織が持続的に成長し、職員が長く働き続けられる理由なのかもしれません。

福祉業界で働くことを検討されている皆さんにとって、この対談が職場選びの参考になれば幸いです。
「やりたいことが叶う職場」「正当な評価を受けられる環境」「温かい組織風土」これらは決して当たり前ではありません。
だからこそ、そうした環境を大切にし、さらに良くしていこうとする組織の価値は計り知れないのです。

あすはの会で活躍する未来の仲間との出会いを、3名のベテラン職員も心待ちにしていることでしょう。

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今⽇の芽を明⽇の葉に